2009年5月25日月曜日

タンマガーイ寺院の歴史ーその3


 プララーシャパーワナーヴィス大師(=ルアンポータンマシャヨー)はガセサート大学在学中にクンヤーイに出会い、瞑想をするようになりました。クンヤーイの指導のもと、瞑想をすればするほど、タンマガーイへの悟りの道という価値、プラモンコンテープムニー大師の偉大さに心を打たれたのです。そして大学卒業後、一九六九年八月二七日、パクナム寺院の本堂でプラテーパウォンウェーティ(現在のパクナム寺院住職)から許しをもらい出家し僧侶となりました。

 それ以降、ルアンポーは瞑想に興味のある人々に対し、パクナム寺院の中にあるパラシット瞑想室を利用し瞑想指導をするようになりました。その数は瞬く間にふくれ上がりました。瞑想をしにくる人々が増えたことをきっかけに、クンヤーイと相談した上で、2人は新しいお寺を作り、そこで瞑想指導や仏教の教えを説こうと決めたのでした。そして、数名の仲間を集め、「仏教がより人の心へ伝わりやすく、瞑想をするのにふさわしい、静かで清潔な寺院」を目標にタンマガーイ寺院をいちから作りはじめました。

 ルアンポータンマシャヨー、クンヤーイ、僧侶、信者が力を合わせ団結して、何もなかった一九六ライの土地を木々・草花の茂る誰もがここを訪れると心を休ませることのできる場所帰ることができました。それはまさに、釈尊の時代にあった寺院の姿を再現したかの様な静かで心の安らぐ、瞑想をする者にとっての楽園といっても過言ではないでしょう。

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